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2011年9月21日・王寺アスベスト裁判・控訴審
2011年9月21日・王寺アスベスト裁判・控訴審の模様

 9月21日午前10時30分から大阪高裁82号法廷で第1回控訴審弁論が開かれました。
 まず、提出された書面と原本が確認され、「日通は答弁書を出してない、ここで“棄却を求める”と日通が言った事にします」と裁判長から言われ、いい加減な日通です。
 日通は、「(原告に)反論したい。89歳の証人を70歳ぐらいに見えるから申請したい」と言い、ニチアスは「一部反論したい」と言って、亡くなった本人の手帳の提出を要求。
 裁判長は、「予見可能性の時期の検討が充分出来ていない。期日をもう1回したい。日通は2800万円を400万円にしているが『(原告は、その)改定自体を認めない』と理解している。」とし、和解の可能性を三者に聞き、原告は和解の話し合いに応じる。日通は和解の話し合いはしてもよい、ニチアスは和解の話し合いは難しいと答えましたが、裁判長は「話し合いを試みて、ダメなら速やかに進行する」としました。次回は(傍聴できない)弁論準備で11月9日(水)午後4時からに決定。
 閉廷後、場所を大阪労働者弁護団事務所に移し、弁護士から解説がありました。
 「裁判長は交代したので書面を充分読めていないようだ。亡くなった本人は1969年~71年までニチアスの王寺工場に日通から専属として配属され働いていた。定年退職後の再雇用時に中皮腫を発病。一審は両方に責任ありとしたが、衛生管理者資格があったからと1割減額。双方控訴した。日通は『本人は衛生管理者であり本人責任。粉塵濃度は高くなく安全配慮義務が必要ない状態だった』、ニチアスは日通の主張に加え『直接雇用でないから安全配慮義務はない』と主張。裁判長は『予見可能性を調べたい。特に予見対象が何であるか考えたい(「危険だと分かっていて対策すべきだった」と言えるか?)』『石綿肺はアスベストを多量に吸い込むとなり、危ないからこうしようと言われていたが、中皮腫は少しのアスベストでもなる新しい病気で、そのように言われていなかった』に対し、原告は『医学的にもはっきりしていて対応も求められていた』と主張。本人の日記のように付けていた手帳をニチアスが証拠漁りをしてきて提出することになった。衛生管理者で1割減額判決については、資格はあったがその地位になかった(実際に着任していなかった)と原告が主張。裁判長が『和解になる事件、試みをしよう』と、次回は弁論準備となった。日通は証人を2人申請するようだが、一人は高齢であったり、もう一人はハッキリ覚えていなかったりで、必要ないと言うつもり。判決の前に、もう1回弁論がある。一審判決の仮執行宣言で強制執行できるが、日通もニチアスも、それぞれ担保金を積んで“(強制執行を)やめてくれ!”と申し立てたが、その金額が、双方合計で3600万円にもなり、一審判決は2600万円で、裁判長は「それだけ金を積んでるのだから、原告に払ろたれよ!」という意味のことを言っていた。日通は直接雇用だから和解でもという考えがあり、ニチアスは直接雇用関係ないから、判決で判断してもらいたいがあるんでは」
 その後、尼崎アスベスト裁判の飯田さんから今後の裁判日程、全日通労組裁判で2連勝の梅川さんが定年退職後の再雇用を断られたと言う報告がありました。
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