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2012年5月29日・王寺アスベスト裁判・大阪高裁判決
2012年5月29日・王寺アスベスト裁判・大阪高裁判決

 判決は4月19日の予定でしたが、5月29日に延期されました。
 判決当日、午後1時15分、大阪高裁82号法廷において、被告側に日通1名とニチアス1名の弁護士、原告側に原告2名と弁護士2名が着席し、多くの支援の傍聴者が見守るなか、判決が言い渡されました。「原告、被告ともに棄却、ニチアスの敗訴部分取消し」と言うものでしたが、具体的に何がどうなったのかよくわからないので、「棄却」と「ニチアスの敗訴部分取消し」の言葉で、法廷は重苦しい雰囲気になりました。
 閉廷後、原告弁護士がマスコミの取材に応じ、同階の待合室で支援の方々に対する報告会がありました。
 まず弁護士からの解説
「3つ控訴していて、原告は控訴棄却、日通は控訴棄却、ニチアスは控訴認めるになった。判決内容【粉塵が飛散しているのに日通は安全配慮を怠った。ニチアスは雇用関係がないから日通と同じ責任は生じない、ニチアスとは指揮命令関係がない、専用机は運行上じゃない、作業立会は事務作業で日通の指示。日通は危険性を認識、日通社員として行動、ニチアスの支配下で仕事しているのではなかった。本人は少量曝露でありニチアスが危険性の認識が可能だとは認められない、当時は工場への出入りにも安全配慮義務を負っていたとは認められない、有害性・危険性を“発がん性”と言わなくてもわかるだろう。本人は衛生管理者で社労士資格があったから10%の過失相殺(原審を維持)】。1審は『日通もニチアスも連帯して責任ある』と判断したが、2審は『ニチアスに責任なし』。トータルの賠償額は変わらない(日通が判決賠償額全額の支払義務を負う)」
 そのあと原告から
姉「ニチアスが責任ないとはショックです。最近の判決から高裁の壁は厚いと感じました」
妹「まったく全面敗訴するんではないかと不安で、4年のうち最後の1年がきつかったです」
 
〔筆者の高裁判決を受けての感想と独白〕
 ニチアスとは雇用関係がないから責任がないとするならニチアスは自らの工場で働く下請労働者や出入り業者の労働者の健康など考えなくて良いことになります。駐在の日通社員は顧客であるニチアスの指示命令を聞いて指示通り作業手配し自らも事務や作業立会いだけでなく作業を手伝って働くのが実態で、ニチアスの直接雇用労働者に比べても最もニチアスの顔色を見ながら従属して長時間拘束されニチアスには安全配慮など必要なものを何も要求できず働いています。高裁判決はこの当たり前の理屈と労働実態を理解しない不当な判決です。ニチアスの責任を認めた地裁の判決が常識ある判決だっただけに残念です。
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まとめtyaiました【2012年5月29日・王寺アスベスト裁判・大阪高裁判決】

2012年5月29日・王寺アスベスト裁判・大阪高裁判決 判決は4月19日の予定でしたが、5月29日に延期されました。 判決当日、午後1時15分、大阪高裁82号法廷において、被告側に日通1名とニ まとめwoネタ速neo【2012/06/01 13:07】


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